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キャンプレポート

金次郎が一足お先に保田(千葉県鋸南町)行ってきました!!!

保田によせて

2月22日 火曜日。久里浜から金谷
昨日から要チェックしていた天気予報通り、関東均一は快晴。
夫を送り出し、ばたばたと準備をして自転車に乗り込んだ。
こんな気持ちのいい日はフェリーで海を越えるのに限る。
3月の保田ツアーのこと、NPOになったあとのこと、などなど
源さんに報告しなくてはならない指令を抱えている。
でもなによりも、源さんに会いたいのと保田にいきたい気持ちが私を動かせた。
デッキで風に吹かれて海を見ていると、突然イルカが家族で顔をのぞかせた。
近くにいた子供達に教えると「水族館で見る前にみちゃった!」とはしゃいでいた。
幾度もこの東京湾で保田をめざしたけれど、こんなラッキーは初めて。金谷から久里浜
子供達と一緒になって今日一日の始まりに期待で胸がふくらんだ。

金谷から保田までは電車で一駅、バスではもうすこしかかるか。
ロープウエイでいく手段もあるけれど、
穏やかな春の日につられ鋸山ハイキングコースを選ぶことにする。
途中の観月台からの景色は青空が海にとけ込んで日本離れした色を見せている。
水仙、オオイヌノフグリ、まだうまく鳴けないウグイス、海から吹き上げる風・・・
春があちこちにこぼれている。金谷から見た鋸山
険しい石段に息が上がるけれど、頂上から見る保田が心に浮かんで気持ちがはやる。
休憩所でであった強力さんが話すには、年配の方々だけでなく
20歳そこそこの青年達にもよく出会うそう。
そのなかに、キャンプにつながる人がいるかもしれないと思う。
まだまだ房総の山々は素朴なハイキングコースが残されているから
整備された公園では飽き足りない山好きが、身近な自然を求めてやってくるそうだ。
鋸山山頂
休み休み登り、小一時間で頂上までたどりついた。
薄いスジ雲がはしる空、凪いだ元名海岸、遠くに見える観音像。
こんな暖かい春の日差しをうけて、誇らしい気持ちで房総を見渡すのは何年ぶりだろう。
しばし何もかも忘れて、目をつむり、保田を吹き抜ける海風を胸一杯すいこんだ。
潮の香りの中に梅や若草のにおいをやわらかく混じる。
保田にきちゃったんだなあ、と全身で感じた。
下りは慣れた道。千五百羅漢像を拝みながら石のトンネルをくぐるよう百尺観音に大仏まで。大仏
平日の割に観光客がにぎわっていた。家族連れやカップルもいる。
お線香を挙げてお参りしたあと、ベンチで持参のお弁当をいただく。
頭上でトンビが私のおにぎりを見つめているが気にしない。
遊歩道沿いにあった養護学校は、整然としたビニールハウスに変わっていた。
田園風景には変化はあまり感じられず、途中の畑には菜の花が咲き誇っていた。菜の花
キャンプの頃、溝の生き物を観察しながら何度も往復したっけ、など想い出がよみがえる。
海岸線にでて、180度パノラマの海に向かって挨拶する。

「帰ってきましたー」


源さんはちょうど不在で奥さんから最近の保田の話を少し伺う。山崎夫妻
帰宅まで、写真を撮ったりぶらぶら散歩をして保田をまんべんなく取り込んでいく。
一呼吸ごとに保田からメッセージをもらうような感覚がする。
センター跡地には真新しい別荘が建っていた。神殿のような柱にオープンテラス。
見慣れない建物は、保田にはまだなじんでいないように思えた。
プールがあった松林は囲われており、中をのぞくこともできない。保田海岸
ここはまた別の団体が買い取ったとのこと。
程なくして源さんが戻ってきた。縁側でお茶とお菓子をいただく。
7年前に拾ったという猫も一緒に参加して昔話に花が咲いた。
去年の夏の話から、ご家族の話、最近の写真についてなど、時間はあっという間に過ぎてゆく。
肝心の現況報告もすませた。キャンプが継続している話をすると源さんは目を細めた。
最近、あまりリーダーは訪ねてこないという。
でも、リーダーから来る手紙はとてもうれしいと話す。

フェリーの時間が迫っているので、保田をあとにする。
奥さんが育てているという色とりどりのスターチスを北口到着
文字通り両手いっぱい持たせてくれた。
膝が痛むので知人から譲り受けたという源さんの黄色い車で送って頂いた。
夕日になろうとする太陽を左ほほに感じながら、トンネルをくぐって走る。
フェリーはいつの間にか出港していた。夢を見ているような気分。
どんどん小さくなる保田に向かって言った。

「またきます」

もう、次回来るときのことを考えている自分がおかしくて花束をぎゅっと抱きしめた。


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