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最初で最後のLM
秋キャンプは僕にとって忘れられない大切な思い出になりました。なぜなら、キャンプを一から作り上げてまとめるという立場の一人である、LM(ライフサポートマネージャー)という役に立候補し、臨んだキャンプだからです。僕が経験したキャンプの中で、キャンパーの笑顔をつくるために一番努力したキャンプでもあります。
大学四年生の僕は今年この朝日キャンプに入りました。夏のキャンプを通して貴重な体験の中から、本当に多くのことを学びました。LM(ライフサポートマネージャー)というのはキャンパーの健康を管理する役目の名称です。夏のキャンプでLMをしていたリーダーたちのようにキャンプを根っこから支えてみたいと思い、最初で最後の大切な機会として立候補しました。
秋キャンプは非常に短いキャンプです。そのため、キャンパーにキャンプを本当に楽しみきってもらえるのか不安でした。夏のキャンプでは、キャンパーがリーダーや班に打ち解け、楽しむことができるように、二泊以上の長い時間をかけることができます。しかし、秋キャンプでは一泊二日しかありません。それを想定した上で、いったいどのようなキャンプをすれば、キャンパーが早い段階で打ち解け、キャンプを楽しむことができるのか。そのことを念頭に置いた上でPD(プログラムディレクター)のたけしと話し合いながら、キャンププログラムを考えました。
秋キャンプの特徴は、“初めて”が多いことです。キャンプ場に行くために初めて公共の機関を利用して行くこと、初めての場所である草ぶえの丘をフィールドとすること、初めて“冬”をテーマにしたことなどです。電車を利用するということで、最初はキャンパーに危険が増えたり、他の乗客に迷惑になったりするかもしれないという不安がありました。しかし、キャンパーはみんな電車が好きらしく、ずっと食いつくように外を眺めていたり、リーダーとおしゃべりをしたりしていて、安全に、かつ他の乗客に迷惑をかけることなく電車を楽しむことができました。これは山キャンプで、キャンパーのほとんどがリフトに乗るのが好きというのと似ているなと感じました。また、草ぶえの丘は、アスレチックがたくさんあったり、宿泊所内に動物の剥製がたくさんあったりして、キャンパーの心をくすぐるとても楽しい場所です。ここでは陶芸やガラスペインティングができるため、これを利用してキャンパーと楽しんだ班もありました。その他にも、全員参加のプログラムではもちつきをして冬を感じたり、キャンプファイヤーではプチサプライズとしてサンタさんに登場してもらい、一足早いクリスマスプレゼントを配ったりしました。
僕はLMという立場上、本部という場所から動くことがほとんどないため、キャンパーと 接する機会はあまりありません。しかし、本部で一人ぽつんとしている僕にキャンパーが来て声をかけてくれたときは、嬉しくて疲れがふっとんで頑張れちゃう自分がいました。リーダーとしてもLMとしても未熟で失敗の多い僕ですが、事務局やOBGの方々、何より頼りになるKK(キッチンキーパー)のなぽやLM経験者の男爵・つまみ、同期であるGO!・サランヘヨ・花丸木の6人のFS、そしてずっと一緒に頑張ってきたPDたけしに助けられ、根っこから秋キャンプを支えることができました。
このキャンプでは僕自身気付かされることがたくさんありました。キャンパーの笑顔がこの上なく素敵なこと。その笑顔を見るためなら、どんなにつらいことでも頑張っていけるということ。朝日キャンプの行うキャンプには本当にたくさんの方々の期待がかかっていること。また、キャンプの成功というのは、たくさんの方の惜しみない努力の上に成り立っていること。キャンパーを送り出す保護者の方々、朝日キャンプの活動を支持してバックアップして下さる企業の方々、キャンプを裏から支える事務局やOBGの方々、そしてキャンパーに一生の思い出を残すために全力で頑張る仲間のリーダーがいてこそ、最高のキャンプを作り出せるのだということを知りました。僕を信頼してLMを任せて下さった全ての人に感謝しています。本当にありがとうございました。四年生という学生生活の最後にこんなにも素敵な経験ができて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。僕は来年から社会人として働く身です。就職活動が終わってからだいぶ時が経ちましたが、朝日キャンプでキャンパーたちと関われたことで、自分の行く道を見つめ直すことができました。朝日キャンプでの活動を胸に、障害者の方の笑顔を一つでも多く増やすために頑張ろうと本気で思いました。お金を稼ぐことで喜ぶよりも、社会の役に立つことで喜ぶことのできる大人になりたいと思います。
(43期 エルメス)
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